英文法の関係詞とは
関係代名詞と関係副詞に分かれます。両者どちらかが置かれる直前の単語や名詞節を修飾する働きをします。
文法書でいうところの中盤らへんに記述されている、まあまあややこしいぶんぽうですね。
関係代名詞の例 |
---|
Who |
Which |
Whom |
What |
that |
whose |
関係副詞の例 |
---|
Where\in which |
When\on which |
これらで完結してしまう関係詞の概念ではあるんですが、TOEICでもこの文法を正しく理解しているかを問う問題が出てきます。
実用的な文法であるということです。
関係代名詞基本文法の形は 名詞(名詞節)+関係代名詞+S+V
名詞の後に関係代名詞、そして必ずSVがついて終わります。
※関係代名詞が名詞になる場合もあります。例:He talked about my hobby Which I hid to my parents.(彼は私の親に隠していた私の趣味を話した。)
関係副詞の基本文法の形は 名詞(名詞節)+関係代名詞+S+V+O/S+V+C
関係副詞のWhereやWhen以下にはSVにO(名詞や人)やC(形容詞的表現)がつきます。
例:The day When I visited in my hometown was my birthday.(故郷に帰った日は自分の誕生日だった。)
例:We have one night where we stayed in ghost house.(自分らは幽霊屋敷に一日泊まったがある)
関係代名詞と関係副詞の二つの違いは、文法的な観点でOやCがあるかの問題と、実際に修飾している名詞や名詞節をそのまま、関係代名詞以下の分の中に移動させて文が成立するかどうかにあります。
He talked about my hobby Which I hid to my parents.
↓
〇 He talked about my hobby Which I hid (my hobby) to my parents.
I had one night where we threw a pillow.(枕投げをした一夜があった。)
↓
☓ We have one night where We threw a pillow.
関係詞が便利な理由
会話の時にかなり便利です。英語に慣れていないときは単語が出るのに時間がかかります。そうでなくても、度忘れで「あれなんだっけ・・・ほら、あれだよ」みたいな時もありますよね。
この文法を使うとその英単語を思いつかなくても地道に説明できるんです。
実際にニュージーランド留学中に語学学校で習った説明の方法です。
英単語が全く思いつかないとき
A「How can I say this word? A job which puts woods together and builds a house by it.」
(なんていうんだっけ。木材を組み立てて家つくるひとのこと。)
B「What you’re trying to say is carpenter?」
(大工のこと言おうとしてる?)
英会話で言葉を知りたいときも使えます。
ネイティブに質問や何で悩んでいるのかを説明するときの方法を持っていると単語力と英語力が一気にあがります。
抽象的な名詞表現をしたいとき
You should do what you want to do.(したいことをしたほうがいい。)
具体的な表現するよりも説得力がある場合もあります。
関係代名詞thatの使いどころに注意
文章で最上級系が使用されているとき
It’s the hottest country that I’ve ever been.(今までで一番暑い国だよ。)
ネイティブでない限りできるだけ、whichやwhoを用いたほうが無難です。
- 関係詞は英語でわからない事柄を回り道して説明できるツールで初心者には便利
- SVOやSVといった文法を意識する必要のある分野(TOEICにも頻出)
- thatは便利そうに見えて、文法的制約や自然でない場合があるので使い方に注意が必要
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